Londonartsのスタディオロジー

英語を中心に、勉強にまつわる「気づき」をまとめます。

「賢い子」の脳とその発達

仕事柄、多くの大学受験生に接してきて、どのようなタイプが受験において成功するのか、授業を通じて一般化できないものか、と考えてきました。

 

受験において成功するのと、その後の社会に出てから成功するのとは、少し意味合いが違ってきますが、どういうことを幼少期にしてきたら、その将来が統計的にどうなるのか、については非常に興味があります。

 

そのようなことを頭の片隅にいれて生活をしていると、書店によったときに、気になる本があり購入しました。

 

その本は、「賢い子」に育てる究極のコツ、という本です。

 

著者である瀧靖之さんは、東北大学加齢医学研究所等で、MRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムについて研究されてきた方です。

加齢についての研究が、いってみればその逆方向である「子供の脳の発達」という方向にもつながっていることが、私にとっては面白さを覚えます。

また、瀧さんは、大学の教授でもいらっしゃるので、日頃接する大学生や大学院生にも、その学生たちに、その幼少期についてヒヤリングをしているそうです。

 

その本では、

①「脳を育てる」子育て法

②子供がぐんぐん賢くなる「3つの秘密道具」

③才能とセンスは「始める時期」で決まる

④おすすめの生活習慣

 

がメインとして書かれています。

 

単に子供全体ではなく、子供の中でも男女の脳の成長のスピードの違いやその発達時期、兄弟姉妹がいる場合の好奇心の持たせ方、高齢者になって認知症予防に必要な要素についても述べれられており、私にとっては興味が尽きない内容で、将来にも何度も読みたくなる本です。

 

本の紹介のようになりましたが、興味が沸いた方は、書店にて少し読んでみることをおすすめいたします。

 

16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ

16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ